2015年11月11日

蒼太の包丁 銀座・板前修業日記 41巻(完結)

最終巻を読みました。



掲載誌が廃刊になり、限られた中で完結まで描き切ってもらえたのは非常によかったです。


この物語はサブタイトル通り、銀座の料亭で板前修業をする主人公の蒼太の成長記と、蒼太の淡い恋愛を軸に物語が展開されます。


恋愛話は蒼太に絡む女性が幾人か出てきますが、その中でも蒼太の奉公する料亭富み久の若女将さつきは、蒼太が惚れていて、さつきもまんざらではない感じ。いつか蒼太を支える存在になってくれると思っていましたが、残念な結果に終わりました。


確かにさつきは二代目に有りがちな世間知らずでプライドが高い性格として描かれている場面が多く、打ち切りが決まってからでは作中で更生させることは出来なかったと思いますが、それでも蒼太とくっついてもらいたかった。そこに行き着く道程を読みたかったのです。しかし、40巻に渡りダメっ振りを披露してきたさつきの性格を覆す時間はありませんでした。


最終回ではさつきの理想とする効率経営によって銀座にある富み久をビルに建て替えるほどのすぐれた手腕を読者に見せつけます。その姿は決して蒼太と一緒になっても上手くいかなかったであろう事を理解させてくれました。


代わって進学校から一転料理の世界に飛び込んだ雅美ですが、助(すけ=助っ人)として来た蒼太の真摯な仕事に心を打たれ、追いかけるかたちで富み久にやってきます。それ以来蒼太の気持ち(=さつきが好き)を知っていても、決して出しゃばらず支えることを選びます。そして彼女は最終回まで蒼太を支え続けて、2人で新しいお店、富み久カムイを開くところで話は終わります。


雅美ちゃん報われてよかったよ。でもなんなんでしょうかこの一抹のモヤモヤは。ハリーポッターがハーマイオニーと一緒にならずに、ロンの妹のジニーと結婚した時のモヤモヤに似ています。最終回はベタでもいいから、お店のお嬢さんと一緒になってもらいたかったよ。


モヤっと感の残る最終巻でした。

posted by tkkn at 17:27| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。