2017年04月24日

ギガントマキア 1巻完結 三浦建太郎(ネタバレ)レビュー

最近手持ちや新刊マンガの電子書籍化を進めています。楽天koboで1300冊ほど買いました。その購入書籍の一つが今回レビューのギガントマキアです。

ギガントマキアとはギリシャ神話オリュンポスの神々と巨人族の大戦を意味し、本作では巨大な戦闘巨人が出てきます。

あらすじ
物語は不思議少女、風炉芽(ブロメ)と風体がプロレスラー風の泥労守(デロス)が広大な砂漠の世界を旅している所から始まります。デロスがオアシスに擬態している巨大生物に捕食されそうになったところ、突如現れた、これまた巨大な空飛ぶ甲虫に乗った者たちにブロメと共に捕獲されてしまいます。

彼らのコミュニティまで連れて行かれたブロメたちですが、コロッセオのようなところで甲虫族の英雄、雄軍(オグン)との決闘を強制されます。甲虫族は甲虫の特性を持ったデミヒューマンで、硬い肌や筋力などは人間を凌駕しています。
これは決闘といいつつ死刑の意味合いの強いものですが、オグンは公平を期し、また決して負けない自信があるため、デロスに武器をも与えようとします。デロスはそれを良しとせず無手での勝負を開始します。準備のために着衣を脱ぎ始めるデロス、その姿はコロッセオの闘士を彷彿とさせるものでした。

決闘が開始されると、デロスは筋力も破壊力も上のオグンの攻撃をすべて受け切り逆転勝ちを収めます。英雄を倒したデロスとブロメは甲虫族に認められ来賓扱いとなり、甲虫族の歴史を聞くこととなります。

そんな平和もつかの間、甲虫族の神木、芽慰痾(ガイア)を奪いに中世ヨーロッパ風の人間たちが巨人を引き連れてやってきます。はたして人間たちからガイアを守れるのか。

レビュー
ギガントマキアはまさかのファンタジー格闘技マンガでした。確かにデロスの風体はプロレスラー風で、脱いだ姿も古代ローマの闘士に見えました(古代ローマじゃなく古代オリンピアのパンクラチオン風が正解ですかね)。

甲虫族オグンとのバトルは完全に格闘技マンガになっています、が心情や話の進め方は格闘技マンガとしてはごく普通で、これぞ三浦健太郎といったところを感じませんでした。

最後の戦いもブロメの力によってデロスが巨人化し、敵の巨人をプロレス技で戦う事になりますが、技や技術の詳細説明が入るわけでもなく、大きくなってプロレス技で戦うだけの感じです。

画力はさすがで、ファンタジーの言葉だけでは伝わりにくい世界観を見事に表現し、読者を納得させてくれますが、設定等はどこかから借りてきたようなものが多いような気がしました。ただ、巨人の存在は新鮮味があり(進撃の巨人が有っても)、もう少しここを広げてほしかったですね。またベルセルクとは違いそんなに悲壮感が無く、デロスが前向きな主人公として描かれていますし、意外とのんびり読める作品でした。

ブロメの出自やこれまでのデロスとの関係、新たな巨人の出現などまだまだ話は続けられそうですが、本作は余韻を残しての1巻完結となっています。
posted by tkkn at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | 更新情報をチェックする
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